秋の花、リンドウがモンペリエでも出回り始めました。リンドウは感じで「竜胆」と書きますが、リンドウの根が非常に苦いため、竜の胆のようだというところから、このような漢字が充てられているようです。現在でも漢方などの胃薬にリンドウの根は使用されていますよね。
調べてみたところ、フランスでもリンドウの根はハーブティーや薬に使われているようです。仏名はGentaineというのですが、こちらはこのリンドウの薬としての効能を発見した王様Gentiosの名前に由来するようです。
今回はこのリンドウの綺麗な青色に合うように黄色のグラジオラスと白のカラーを合わせてみました。グラジオラスは地中海やアフリカ大陸に広く分布しているようで、実際にモンペリエでも様々な種類・色のグラジオラスを見かけます。こちらはラテン語のGladius(剣)に由来する花名で、たしかに葉の形状が剣のように先端が尖っています。
少しずつ秋の花材が増えてきて、この秋はどんな花材に出会えるのか、楽しみが増す一方です。