今週は色鉛筆で色付けしたような面白い色の菊を手に入れたので、そちらをメインにギボウシの葉を合わせてみました。
一昨日はフランスでは母の日でした。日本では母の日にカーネーションを贈る習慣があると思いますが、フランスでは特に決まった花はなく、母親のお気に入りの花をあげることが多いそうです。
先週お花屋さんに行くと、バラや芍薬などがいつもより多めに仕入れてありました。また鉢植えの胡蝶蘭もよく見かけました。たしかにどの花もフランスで人気で、贈り物にピッタリな絢爛豪華なお花です。
菊はフランスでもいろいろな種類が販売されていますが、花束では脇役として使われることが多く、どちらかというと日本と同じようにお墓参りの際に供えるお花としての印象が強いそうです。
今回はそんな脇役の菊をあえて主役として扱い、不思議な花の色を楽しんで頂くために単色でシンプルなギボウシの葉をしつらえました。