気がつけば明日から4月。2022年になってから既に3ヵ月も経つんですね。フランスでは今週からサマータイムに切り替わり、夜も20時頃まで明るくなってきました。
3月も終盤、春真っ盛りということで、今週はストックを使用しました。ストックは和名でアラセイトウ(紫羅欄花)とも呼ばれていますが、この呪文のような花名はポルトガル語から来ているそうです。コンペイトウ(金平糖)もたしかポルトガル語に由来すると思うのですが、その類でしょうか。
金魚草とよく似ているストックですが、フランス語では前者をmuflier、後者をgirofléeと呼び、英語では前者をsnapdragon、後者をstockと呼ぶようです。ちなみにmuflierの語源は牛の口だそうで、同じ植物でも日本では金魚、フランスでは牛、英語ではドラゴンと例えるモノが異なるのは文化的な背景の違いに起因するのでしょうか。花1つとっても国によって捉えられ方が変わってくることは非常に興味深いなと思います。